入浴時の注意点

温泉の刺激は、体によい効果をもたらすことが知られていますが、病気などで体が非常に弱っていたり、過敏になっていたりする場合は、かえってマイナスに働くことがあります。
つぎの症状に当てはまる場合は、完治するまで温泉利用を控えましょう。
つぎの症状に当てはまる場合は、完治するまで温泉利用を控えましょう。
- ●すべての急性疾患(熱のあるとき)
- ●重症高血圧、動脈硬化症
- ●1年以内の心筋硬塞、狭心症発作(心電図などで判断)
- ●重い心臓病や腎臓病(心不全、腎不全)
- ●重症糖尿病
- ●慢性関節リウマチの病状進行期
- ●がん、白血病、肉腫
- ●発病後間もない脳卒中
- ●発病後間もない胃・十二指腸潰瘍
- ●大血管の動脈瘤
- ●妊娠初期と後期、出血しやすい体質、月経中
- ●急性伝染病

また、つぎの症状の方は、泉質(温泉に含まれる薬効成分)によってはかえって症状が悪化してしまうおそれがありますので特にご注意ください。
- ●高齢者、乾燥肌の人は、硫黄泉、硫化水素泉の入浴は避ける。
- ●強アルカリ泉は、人によっては肌がかさつく。
- ●皮膚粘膜の過敏な人、特に光線過敏症の人は硫黄泉を避けたほうがよい。

体に良い温泉も、あやまった入り方をすると生命にかかわる事故につながりかねません。特に50歳以上の方や、血圧や心臓に異常や不安をおもちの方はご注意ください。
- (ア) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とし、その後は1日当たり2~3回までとする。
- (イ) 温泉療養のための必要期間は、概ね2~3週間が適当。
- (ウ) 温泉療養開始後、概ね3日~1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴湯反応)が現われることがある。
このような場合、入浴回数を減らすか、または入浴を中止し湯あたり症状の回復を待つようにする。 - (エ) (ア)~(ウ)のほか、入浴については次のa~hについて注意する。
- 入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3~10分程度とし慣れるに従って延長してもよい。
- 入浴中は運動浴の場合を除き一般的には安静を守る。
- 入浴後は身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない
(ただし、湯ただれを起こしやすい人は浴後に真水で洗うか、温泉成分を拭きとると良い)。 - 入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
- 次の疾患については原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
- (a) 高度の動脈硬化症
- (b) 高血圧症
- (c) 心臓病
- 熱い温泉に急に入ると目まい等を起こすことがあるので十分注意をする。
- 食事の直前・直後の入浴は避けることが望ましい。
食事のあと、すぐに温泉に入ることも要注意です。入浴すると、体表面の血液の循環が良くなり、胃や腸に流れる血流が減少してしまうため、消化、吸収の働きが低下してしまいます。食前の入浴が望ましいのですが、どうしても食後に入るのであれば30分から1時間の休息をとってからぬるめのお湯に入りましょう。 - お酒を飲んだら入浴は厳禁
お酒を飲んで入浴すると、体表面の血液の循環が良くなりすぎて脳の血流が減少し、脳貧血が起こりやすくなります。
また、心拍数が増加して、不整脈が起こりやすくなり、心臓発作に結びつくこともまれにあります。
ほろ酔い程度でも、必ず酔いがさめるのを待ちましょう。浴室はすべりやすくなっています。
酔っぱらっていると直さら危険です。転倒などの事故や、溺死する危険さえあるのです。 - スポーツ直後の入浴は危険
激しいスポーツの直後の入浴は避けましょう。スポーツ直後の入浴は心臓にかかる負担が倍加すると言われています。
また、スポーツの後は、筋肉にたまる乳酸などの老廃物を運び去るために、筋肉の血流が増加します。
しかし、入浴すると体表面の血液の循環が良くなるため、筋肉に十分な量の血液が回らず筋肉の疲れがなかなかとれない状態になってしまいます。
正しい温泉の入り方

- ●入浴前と入浴後に水分補給をしましょう。
- ●半身浴を心がけましょう。(首まで浸かると、心臓の負担が大きくなります。)
- ●なるべくぬるいお湯にゆったりと入りましょう。(温度は42℃まで)
- ●下半身を伸ばして身を浮かすように浸かる方法もおすすめです。
- ●入浴は一日3回までにしましょう。(5回以上の入浴は湯あたりの危険性が高くなります。)
- ●入浴後はゆっくり休みましょう。(30分以上は休憩しましょう。)
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1.入る前に「かけ湯」から
体の汚れを洗い流してから、かけ湯(かぶり湯)をして温度に体を慣らすため、かけ湯は念入りにしましょう。
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2.半身浴から
入浴するときは、半身浴から始めましょう。頭を浴槽の縁にのせ体を浮かせて横たわるなどの寝浴もお勧めです。
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3.長湯は無用に
汗ばむ程度で浴槽から出て、一休みして、また浸かることを2縲鰀3回繰り返します。
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4.浴槽で手・足を動かす
体が慣れたら、お湯の中で手足の関節や筋肉を動かしてみましょう。
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5.出るときにシャワーは浴びないで
お湯から上がったら、温泉の薬効成分を流さないように、シャワーを浴びないで、体をタオルで軽く拭くようにしましょう。

























